瓦解する包茎神

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insulate.

2013/11/02(Sat) 02:53
IMG_4168.jpg



昔、僕はとても怖がりだった。

暗いところでは全身がこわばり、真夏であっても頭まで布団を被って眠った。

正確には暗いところが怖いのではなく、明るくても怖い場所はあった。

怖い場所をじっと見る。怖いから見ずにはいられない。

不思議なことに僕はおぼろげにすらその恐怖に形を与えたことがなかった。

意味の分からない恐怖に生活は大きく制限され、一刻も早くそんな状況から抜け出したかった。

思えば初めての苦悩である。

中学になってから少しずつ、少しずつそれを遮断できるようになった。

朝起きて一人の寝室から怖い階段を降りる。といった毎日避けられない恐怖達が閉じることを教えてくれた。

高校に入学する頃になってやっと人並みにコントロールできるようになった。

もうあの恐怖に触ることはできない。

感じることができなくなり、世界のチャンネルは一つ減った。

怖くても立ち向かえるようになったとき、あれは戻らないものになっていた。

あの一番怖い庭に冷や汗をかきながらずかずかと入り込み、辺りを見回して

「てめーらなんて俺の頭の中にしかいねーんだよ!!ざまぁ見やがれ!!」

と言うこともできない。



そういうことを、繰り返していく。

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プロフィール

3u

Author:3u
たまに写真とか撮って
悦に入るのが好きな人。

写真は僕を調節する、名医だった。
しかしだからこそ親友にはなれないのだろう。
目隠しで地雷原を走り抜け、生きて彼の地を踏んだ混乱のように、
今日も晴れている。

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